■■健康食品:「アガリクス」に発癌性促進 自主回収を要請

《msnニュース》


《以下引用》

健康食品:アガリクスに発ガン性促進 自主回収を要請

 厚生労働省は13日、キノコの一種「アガリクス」を含む健康食品で発がん作用が促進されるとの動物実験の結果が出たとして、「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」を販売するキリンウェルフーズ社(東京都)に対し、自主的な販売停止と回収を要請した。キ社の野中淳一社長は同日会見して謝罪し、すべてのアガリクス製品の販売中止と回収を表明した。

 学術雑誌にアガリクスで肝障害を疑う例などが掲載されたため、国立医薬品食品衛生研究所が広く流通している3社の3製品を抽出して調査。キ社の製品について、製品自体に発がん性はないものの、ラットを使った実験で発がん作用を助長する結果が出たという。厚労省によると、調査対象となった3製品のうち、キ社以外の2製品は現段階では問題は見つかっていないという。対象製品の問い合わせはキ社(0120・033・827)へ。

毎日新聞 2006年2月13日 21時07分 (最終更新時間 2月13日 21時29分)


《コメント》

 以前にも「アガリクス」が原因で劇症肝炎を起こしたのではないか?と疑われた例がありましたが、ようやくこのような調査が行われ、今回のような結果となりました。調査の詳細は、こちらで知ることができます。
 国立健康・栄養研究所のデータベースでも、 ヒトでの安全性および有効性に関する信頼できるデータは見当たらない、としています。

 そもそも「癌に効く」と言うことは、細胞分裂を阻害するとか、細胞障害性があるとか、何らかの「薬理作用」により「生きた細胞を殺す」作用があるはずですから、その作用が「癌を誘発・促進する」方に転じても決しておかしくはありません。

 全ての「アガリクス」が「悪い」とはもちろん思いませんし、「危険だからやめた方がよい」とも言いません。しかし、「健康食品」一般に言えることですが、「明らかな有効性も安全性も確立されていない」と言うことをきちんと認識した上で、「それでも構わない」と言う人だけが服用すべきだと思います。しかし困ったことには、医師や獣医師の免許を持ったヒトの中にも、これらの健康食品を「副作用の心配が無く、癌やその他の病気がウソのように治る」と吹聴するヒトが、どうも最近増えてきているような気がするのです。これは大変危惧すべきことではないでしょうか?「専門知識」を持ったヒトが「効く」と言えば、一般の人は「効く」と信じてしまうものです。

 さらに、これらの健康食品は押しなべて、「効くかどうか本当は判らない」割には、あまりにも「高価」である、と言う特徴があります。多分「化粧品」などと同じで、科学的根拠がない分「金額」で信憑性を持たせるのが目的ではないかと思っています。「高い」と効きそうな感じがしますね。いや、「○万円も出費したのだから、効いてくれないと困る」という心理によって、プラセボ効果さえ生み出し、本当に効いたような作用が生じる可能性もありますが・・・。


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