■■「頭皮の健康状態」を、夏と冬に調査


花王 ニュースリリース(2006/6/6)

以下、引用

 「頭皮の健康状態」を、夏と冬に調査

■男女ともに7割以上が、夏も冬も、頭皮にトラブルがみられる。
■フケは3割、紅斑(炎症)は7割、吹き出物は2割の人にあり。
■不健康な頭皮は、バリアー機能が低下、水分量・皮脂量が少ない。

 花王株式会社(社長:尾崎元規)・ヘアケア研究所は、このほど頭皮の健康状態を調査した結果、フケや紅斑(炎症)、吹き出物などの何らかの症状をもつ人が、男女および夏冬ともに7割以上に達することが明らかになりました。そのなかで、紅斑(炎症)が約7割ともっとも多く、次いでフケが約3割、吹き出物が約2割の人の頭皮にありました。
 男女の差はあまりありませんが、夏と冬を比べた場合では冬の方がこれらの症状が若干多くなりました。

 また頭皮の皮膚機能を測定した結果、フケ・紅斑・吹き出物が観察される頭皮は、頭皮からの水分蒸散量やアミノ酸溶出量が多く、皮膚のバリア機能が低下傾向にあることが分かりました。
 とくにフケがある頭皮は、水分量のほかに皮脂量も少ないことから、乾燥した荒れ肌状態であることが分かりました。
 この調査結果は、第126回日本薬学会(平成18年3月28日・仙台)で発表しております。

(中略)

 洗髪が2、3日に1回だった20年ほど前に比べて、近年では洗髪頻度は増加しています。それと並行して、従来の頭皮悩みの代表であったフケ悩みは減少傾向にあり、頭皮を取りまく環境は変わってきていると言えます。


(以下省略)


《コメント》

 動物ではなく、人での調査報告です。
 確かに、私自身も子供の頃は、洗髪などは2〜3日に一度、それも石鹸で「ゴシゴシッ」とやって終わりだったような記憶があります。それがいつしか、毎日シャンプーするのが当たり前のようになってしまいました。中学生の頃(丁度テレビのCMで薬師丸ひろ子が「チャン・リン・シャン」とやってた頃ですが)は、「朝シャン」などという風習が広まっていました。今思えば、これも「シャンプー・洗剤メーカー」の宣伝の影響であることは明らかで、一般市民はまんまとその目論見に嵌ってしまった、と言う事でしょう。

 本来、人間の頭なんていうのは毎日シャンプーする必要などはなく、多分数日に1回で充分なのだと思います。しかし、「フケ、イヤイヤー」とCMソングを流行らせたりして「フケ」に対する「悪いイメージ」を植え付け、特に思春期の敏感な世代には「フケっぽい人は嫌われる」という恐怖感を与え、半ば強迫的に「毎日シャンプー」の週間を植えつけた結果、一番美味しい思いをしたのはきっとシャンプーメーカーだったのでしょう。シャンプーに限らず、「企業」がモノを売るときにはこういう手法を常套的に使用するのは現在でも変わりません。

 この報告で興味深いのは、このような調査報告を、シャンプーメーカー自身が行ったという点です。シャンプーの頻度が増えて、「フケ」のトラブルは減ったけど、炎症関連のトラブルが増加した・・・これは毎日シャンプーやドライヤーで頭皮を痛めつけているのが悪いのだ、とは直接言ってはいませんが、その様にも読み取れます。

 さすがに動物の場合は「毎日シャンプーしなさい」とは誰も言いませんが、シャンプーメーカーが提唱する「シャンプー療法」の中には、確かにやや過剰ではないか?と思われるものもあります。ちょっとでも「フケ」が出ていると、「皮膚病だ!フケ症だ!」と言って薬用シャンプーでゴシゴシ洗ってはいないでしょうか?少々の「フケ」は異常なのでしょうか?企業に植えつけられた「強迫観念」ではないでしょうか?「フケ」と言うのは表皮がターンオーバーにより入れ替わっている証拠で、きちんと代謝されていることの証です。もちろん「ボロボロ」と大量のフケ(角質)が落ちてくるのは異常ですが、少量のフケが出るような場合、本当にそれが「異常」なことなのかどうか、「シャンプー屋さんの意見」ではなく、自分の頭でよく考えてみる必要があるとは思いませんか?

 


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