■■ダイエット食品:中国製「天天素」で10代女性が死亡


MSNニュース<http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050527k0000m040113000c.html>


《以下引用》

 東京都は26日、中国製のダイエット食品「天天素」を服用していた都内の10代の女性が心不全を起こして死亡したと発表した。福島、群馬、千葉、富山、愛知、岡山、広島の7県でも意識を失ったり、下痢や嘔吐(おうと)などの健康被害が相次いでいることから、服用を直ちに中止するよう呼びかけている。厚生労働省も税関に輸入禁止措置を取るよう求めるなど、被害拡大防止に乗り出した。

 都や厚労省によると、天天素は中国の「野馬生物(広州)保健品有限公司」製造のカプセル。都内の女性はインターネットで購入後、約2カ月使用。23日午前、自室で倒れているのを家族が発見した。死因は不整脈による心不全で、天天素との因果関係が疑われるという。

 一方、愛知県豊橋市保健所によると、同市内でも10代と30代の女性2人に健康被害があった。10代の女性は26日、意識を失った状態で搬送され、入院した。30代の女性はめまいなどを訴え、受診したが2人とも命に別条はないという。

 天天素からは、海外で死亡例もある国内未承認薬の肥満症治療剤「シブトラミン」▽向精神薬「マジンドール」の成分が検出されている。

 2〜3カ月前からインターネットオークションや個人輸入で急速に広がっているという。厚労省はオークションの主催企業に商品リストからの削除を求めたほか、販売業者に対する取り締まりを強化する。

毎日新聞 2005年5月26日 22時27分


《コメント》

 何度でも繰り返しますが、訳の解らない「輸入漢方薬・サプリメント」は本当に危険です。もちろん中には良いものもある、と反論する方もいらっしゃるでしょう。それはその通りだと思います。しかし、一般には「良いもの」と「危険なもの」の区別がつかないこと、この手のものによる副作用には「死亡」を含む重症なものの確立が高いこと、成分表示が無いか、あってもいい加減なこと、「健康食品」として販売しているため、副作用に関しては一切言及していないこと、などからも解るように、一般の医薬品と比べても極めて「危険性の高い薬物」です。しかも、「病気を治療するため」の医薬品なら、ある程度の副作用があってもそれは言わば「当然のリスク」として捉えることが出来ますが、病気でも何でも無い人が「健康維持のため」とか「痩せるため」に服用して、死亡してしまうのですから、リスクの大きさにすれば非常に大きいと言えます。

 一般食品中の「安全性が確立している」添加物を必要以上に気にしたり、安全基準を満たした水道水を飲まなかったり、健康被害があるかどうかも判らない「電磁波」や「環境ホルモン(もう死語に近いですが・・・)」を過剰に怖がる人達が増えてきている一方で、このような極めて危険な食品(?)を平気で摂取する人が増えているというのは、「健康」とか「安全」に対する感覚が歪んできているのではないか、と言う気がしてなりません。

 厚労省の健康被害情報はこちら


CLOSE